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モンブランよりおすすめの万年筆!? アウロラ オプティマ解体新書(aurora optima)!愛してやまないイタリアペンの超レビュー!

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好きで好きでたまらない、超官能的なペン、アウロラ・オプティマのレビューです。ちなみにこのペンのレビューをするのは2回目だったりする。ほんと好き。

 

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検索などでアウロラのオプティマを調べると、必ずといっていいほど「軸の美しさ」を褒める文章に当たるが、オプティマの真の魅力はそこには無いと思う。このペンがこうも本能に訴えかけてくるのは軸の美しさの為だけではなく、そのスタイル、シルエットが飛びぬけて良いからだと思っている。曲線の使いかたが尋常じゃなく上手いのだ。

特に玉クリップ。おっさんくささの代名詞である玉クリップをここまでセクシーに体現したペンが他にあるだろうか?曲線、絞り、玉の形。これらが一体となることで独特の美しさが表現されている。このシンプルさ。凄みを感じる。これを越えるクリップは無いんじゃなかろうかという完成度。イタリアのセンスを感じる。

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クリップだけではない。ボディの「曲線美」も素晴らしい。中央部分がふくらんだ「樽型」のボディは持ちやすく、美しい。用の美である。

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好き嫌いが分かれるグレカ・パターン(ラーメンマーク)も、使っているうちに、むしろコレがなきゃヤダ!というくらいになる。むしろこのパターンがあって初めて完成されたデザインとなる事に気が付く。スルメ的な良さがある。

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このペンのセンスで最も恐ろしいのが、この美しい軸に直接文字を刻むという発想。そのセンス。それでいて全体の美観を損ねる事無く、むしろこの刻印があることで、この美しい軸にあえて凹凸を、傷をつける事で、メリハリが生まれ、よりこのペンの美しさを引き上げている始末。というか、この発想は本気ですごいと思う。マジで。

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オプティマは吸入式のペンである。そして、オプティマをオプティマたらしめる最大のギミック、リザーブタンクシステムである。透明のインク窓。尻軸を回転させるとこの機構が姿を見せる。インクが切れて尚、A4用紙1~2枚まで戦える。以前も書いたが、これは実用半分、ロマン半分である。この機構を写真に収める為だけにペンを洗浄してしまうくらい魅力的な機構である。但し、ペンを洗うのの妨げになることは否定しない。一つのインクをどっぷりと使い続けるのに向いたペンである。

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所有しているのは青軸、金トリム。今もって、この組み合わせが至高だと思っている。ペン全体を彩るアウロラオリジナルのアウロロイドの青。これを両端、尻軸の黒と、キャップ先端の黒が締める。部分部分に挟まれる金色が程よいアクセントとなり、全体としてこの上ない美しさをかもし出す。

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実用のペン先は、インクに濡れた姿こそ美しい。

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しかし、磨き上げた14金の輝きもまた美しい。

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字幅はEF。刻印は裏に入る。「アウロラの細字は本当に細い」という評判どおり、日常使いしやすい字幅である。このペンはサイズを考えるとこのくらいの字幅があっている気がする。ちなみにこのイタリア最古の万年筆メーカー、ペン先まで自社製造しているとのこと。独自素材のアウロロイドと良い、ロマンの塊である。

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書き味はよく「サリサリする」と評されるペン先だが、自分のもつ個体はそうでもない。ペンクリニックで川口先生の調整が入っているからかもしれないが、インクフローもよく、ぬらぬら書ける。セーラーのプロギアと比較してこう思うので、サリサリ感は調整次第なのだと思う。ただ、固いペン先という評価は同感である。ガチニブ。

万年筆は感覚の筆記具であると思う。これは第一に書き味。すべるような書き味、ふわふわする書き味、しなるような書き味などの感覚。コレと同じくらい、視覚的に楽しめるという事も重要だと思っている。筆記中、ずっと視界に入り続けるものだからだ。

このペンは筆記時の感覚、見た目の美しさ、そしてロマンまで兼ね備えた、まさに自分にクリティカルな一本。この青軸で引くブルーブラックの線の美しさ。このペンを毎日使いたいがために日記を書くレベルである。ほんと好き。

恐らくこれからも色々なペンに浮気をすることだろう。しかし、このペンからインクが抜かれることは無いであろう。そう思わせてくれる、素晴らしいペンである。

参考拙作→思考停止で万年筆!~初心者必読の構え!~→万年筆はこう買えば失敗しない。 – 爪の灯

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