こんにちは。灯(@tumenoakari)です。
会社に着ていくスーツ&ジャケットは気合が入っているでしょうか。
わたしはめっっっっちゃ気合入れています。
ファッションが趣味っていうのもありますが、ビズネスウエアに関しては打算マシマシです。
特に計画的に窓際社員を楽しみたいなら。 きちんとしたスーツスタイルやジャケットスタイルであることは大切です。
もう一度いいます。打算です。
今日はこの打算部分について説明したいと思います。
99%の人はビジネスファッションをナメている
通勤電車の中、自分の会社の身の回り。
上司、同僚、部下、友達。
見渡してみて、超絶おしゃれ!って感じる人はいるでしょうか?
おそらく、そういう業界でもない限り、ほとんどの人が「普通」か「普通より下」って思うのではないでしょうか。
シワのよったスーツ、くたびれた靴、ぼろぼろのベルト、クールビズ終わったのにノーネクタイ、外した第一ボタンから除く肌着……
こんな感じだと思います。
客観的な事実として。世の中のビジネスパーソンの99%はビジネスファッションをナメています。
これが今回のいちばん大きなポイントで共有しておきたいところです。
・おしゃれ>>ダサい の図式がある
これらのことから、ビジネスウエアがおしゃれである、ちゃんとしているという事は、良い意味での差別化になるという事です。
ユニクロでもおしゃれ&ちゃんとしたビジネスウエアが揃う現代でこういう状況なんだ、という事を把握しておきましょう。
人は見た目が10割は正しい
「人は見た目が100パーセント」というマンガ(ドラマ)があります。
「人は見た目が9割」という本があります。
これらは全て正しいです。
というか、話はもっと単純です。
「人は見た目で判断できない」という言葉がありますが、これは逆で「人は見た目でしか判断できない」のです。
新発売のコンビニスイーツがおいしいかどうかなんてのは食べてみなければわかりません。
よく考えてみてほしいのですが、食べてみるという事は、既にお金を払っているという事です。
つまり、おいしいからお金を払っているのではなく、おいしそうだからお金を払っているのです。
では、なにをもって「おいしそう」と判断したのか。 ズバリ「見た目」です。
実際においしいかどうかはまったっく関係なく、おいしそうだからお金を払うのです。
順序として、見た目でおいしそうと思われなければ、実際の喫食まで進まないのです。
一番大切な『最初の売上』は「おいしい」でたつのではなく「おいしそう」でたつのです。
「おいしそう」じゃないと、食べてすらもらえないのです。
見た目が及ぼす影響は、思っているよりも大きいです。 人は見た目が10割は、紛れもない事実なのです。
さらにたちが悪いのは、実際においしいかどうかは感覚なのです。
上司は部下の仕事の評価なんてできない
前章で見た目が重要であることを説明しましたが、輪をかけて重大なことがあります。
それは「上司というのは部下の仕事の評価ができない」事実があるという事です。
上司が有能であるとか、無能だとかはあまり関係ありません。
これは単純な話で、ケーキとカレー、どちらがおいしいか?に答えが無いのと同じです。
まったく同じ条件で、まったく同じ業務をし、すべて数字化できているなら明確な比較ができますから完璧な評価が可能ですが、こんな状況は現実的ではありません。
ここで重要になってくるのが見た目なのです。
ちょっとした例を出します。
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あなたが今年たべたカレーを評価し、おいしい順に順位をつけてください。とした場合。
圧倒的第一位は出てくると思いますが、二位以降は明確にならないと思います。
「圧倒的においしい」は印象強く残っていますので明確ですが、「二番目においしい」って難しいです。
もしかしたら、一番以外は「味の特徴」なんて覚えていない、思い出せないかもしれません。
でも。「味の特徴」は思い出せなくても「カレーの見た目」は思い出せると思います。
味よりも見た目のほうが印象に残りやすいのではないかと思います。
第二位以降の評価/順位付けに一切見た目が絡まない、なんてことは無いと思います。
順位付けに迷う場合(ほぼ確実に迷うはずですが)、見た目が良いほうの順位を高くつけるはずです。
これは「そうならないとおかしい」という理屈です。
なぜなら、味を覚えていない、見た目くらいしか思い出せないのなら、思い出せる見た目で判断するしかないじゃあないですか。
というお話です。
*-*-*-*-*-*-*
同じ「カレー」に限定してもこうなのです。
実際に、自分が自分の意志で選んで、自分のお金を払って、自分の五感で味わったものですらこんなものなのです。
突出したものが無ければ、二位以降はぜんぶ同じようなものなのです。(三位以降でもよいですが)
ましてや、実際に評価をつける現場では「すべてカレー」のように統一されていることはありません。
カレーがあり、オムライスがあり、和食があり、ケーキがあり、フルーツがある。 多様性があるのが普通です。
これに対して順位をつけるのは無理がある。という事です。
上位のいくつか迄は明確な順位をつけることができるでしょうが、絶対に「どっちでも良い」部分が出てきます。
それも割と早い段階で出てくると思います。
この時に指針になるのが。指針になってしまうのが「見た目」なのです。
視覚の情報は「第一印象」のように残りやすく、思い出しやすいのです。
「見た目」が「打算」として戦略的に機能する/運用できてしまうというのはこういう事なのです。
人間の頭は、びしっとしたスーツを着て、磨きこまれた靴を履いている人が仕事ができなかったり、さぼっているなんて思えないんです。
仕事ができない人や、さぼっている人には、擦り切れたのスーツを着て、しわくちゃのシャツを着て、ぐちゃぐちゃの靴を履いて、見るからにそうであってほしいと思うものなのです。
そうじゃないと脳が安心しないのです。
パッケージがおいしそうなものを食べたとき、不味いって感じても「俺の舌がおかしいのかな」とか「体調がよくないのかな」と思ってしまうものなのです。
「懲りずにまた買って食べてしまう」まであり得るようなものなのです。
人間の脳は一貫性を保てないと落ち着かないので、無意識に整合性を取ろうとしてしまうのです。
「見た目が良い」事実を変えることができないので、「自分の認識」のほうを変えるように働いてしまうのです。
スーツスタイル&ジャケットスタイルは権威である
見た目が極めて重要な意味を持つことについて説明してきました。
最後に、この「戦略」をもっとも上手に使いこなせる人について解説します。
ズバリ「最小の手間でそこそこの評価を獲得したい人」です。
わたしは「ニュー窓際族」と定義しています。
コスパよく会社を活用する。戦略的窓際族とでも言いますか。
こういう人が向いています。
現代では出世をしたくない若者が増えています。
日本生命の調査ではなんと77%にもなるそうです。
これは「多様化」と「コスパ」の観点から説明できることだと思います。
多様化とは、収入を得る手段の多様化です。 副業ですね。
ちょっと前なら小説を書く。ブログを書く。 今だとYouTubeやSNSの収益化でしょうか。
これにコスパを考える時代です。
1日24時間は誰もが同じ条件です。
24時間のうち、労働に8時間を割く場合、どういう時間配分が最も効率が良いのか。
仕事を頑張って給料1万円のばすのと、副業を頑張って収入を1万円のばすのだと、どちらのほうがコスパが良いか?という考え方です。
ここで会社の評価の穴をつく方法として、ファッションが役立つわけですね。
会社組織の評価体制は不明瞭かつあやふやである。
そして、中間層の割合が多い傾向がある。
なら、仕事で苦労して中の上を狙うよりも、見た目で中の上を狙ったほうがコスパ良いよね?という考え方です。
人間の心理的に、ちゃんとした仕事はちゃんとした見た目の人に振りたいと思うものです。
ちゃんとした見た目の人にはちゃんとした評価をしてあげたいものです。
よれよれの格好の人を評価してしまうと。 上司も、上司の上司から「どうしてあんなやつを評価したんだ」と評価されてしまいます。
直属の上司レベルが「実際のおいしさ」を理解していたとしても、その上の上司は「パッケージと上司からの口コミ」で判断するしかないのです。
自分と経営層の距離が遠ければ遠いほど、コマーシャルは強力に作用する、という事です。
見た目を整えることには、これだけの力があるのです。
スーツスタイル&ジャケットスタイルは「仕事がデキるように見える」権威なのです。
これほどコスパの良い評価の取り方を見逃すのは大損です。
何より、リスクがありませんので、本当の意味でやり得なことなのです。
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