バカバカバカっ!早く買わなかったことを後悔したヤツら【ココ】

元スーツ販売員が洋服の青山の凄さと青山のヒミツを解説【裏技】

 

洋服の青山って、ファッションに興味がないオジサンがスーツを買うところでしょ?と思っているそこのアナタ!

 

とんでもない!その考え方、損しているかもしれませんよ!

 

あまり知られていないのですが、実は洋服の青山とヒトクチに言っても都心にある洋服の青山と郊外にある洋服の青山では明確に品ぞろえが異なるのです。

 

この差を知っておくと、思わぬ掘り出し物に巡り合うことがあるのです。 ですから選択肢からなくしてしまう前にちょっと話を聞いていってくださいな。

 

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洋服の青山には郊外店と都心店という区別がある

 

洋服の青山には都心店と郊外店という区別があります。都心店と郊外店は言葉の意味通りです。

 

実は都会にある洋服の青山と、地方や郊外(ロードサイドなど)にある洋服の青山では商品のラインナップが異なります。

 

都会にある店舗、より具体的には、客数や売り上げに恵まれた店舗には「その店舗限定のアイテム」が存在し、これがまたセレクトショップ顔負けのアイテムなことがありました。

 

例えば、有名セレクトショップと全く同じ生地を使用したスーツが、セレクトショップの半分の値段で売っているなんてのは割と良くあります。(いまだとネットの試着予約で注文できるから家近の青山で試着できる。良い時代になったなぁ~)

 

もちろん、型紙まで全く一緒ということはありえないので、シルエットが気に入るかどうか、自分の体にフィットするかどうかという問題はありますが、非常にお買い得な買い物ができるチャンスがあります。(販売数No1ということは仕入れの数もNo1ですから。)

 

一期一会、サンプル商品の存在

 

中でも、サンプル品っぽい商品が入ってくることがあり、これがかなり良コスパの商品でした。おそらく、生地屋に残った少量の良い生地を買い付けて、ある分だけで生産した商品だと思います。

 

掘り出し物感満載の商品であるがゆえに、販売する側としては、何か問題があった時に返金以外の対応が困難な、そういう意味でちょっとネガティブなアイテムでもありました。

 

洋服は丈詰めたりする「お直し」をやって販売することがありますので、万が一ではありますが、常にリスクがあったのです。

 

買う側からすると、良い意味で「青山らしくない」アイテムゲットのチャンスなのでこれぞまさに「掘り出し物!」というアイテムですね。

 

こういう楽しい系アイテムが存在するのですが、どこの青山にもあるというわけではないんです。

 

郊外店にサンプル品が回らない理由は売れないから

 

こういった掘り出し物的な買い物が楽しめるのは大都市ならではの特権なのです。

 

逆に、なんで地方や郊外店でこういうアイテムを見かけなか。シンプルに「捌けない」から。

 

これは客層と客数の違いです。

 

都心店はその立地上、来店されるお客様の数が非常に多いです。また、ファッションに対する感度が高い方も多い。立地と母数的に、ファッション要素が強いアイテムや、サイズが限られたサンプルアイテムが売りやすい。

 

逆に郊外店にお越しになるお客様はいわゆる「普通」のアイテムを求めてお越しになるケースが多いです。

 

実際の数字的にも無地に近い黒/濃紺/濃いグレーの、いわゆる定番スーツが良く売れる構成です。

 

また、コレが結構クリティカルな理由なのですが、客数自体も少ないので「売り逃し」ロスが非常に痛い、というか怖いのです。

 

売り場面積も限られています。 できる限りロスなくやり切りたい。 そうなるとベーシックなアイテムをサイズ欠け無しで揃える、「堅い」売り場が出来上がるわけです。

 

結果として郊外店にはサンプルアイテムと相性が悪く、郊外店でサンプルアイテム系と出会う機会が少ないということになります。

 

洋服の青山の系列店と合理的経営についての考え方

 

もう一つ知っておきたいことがありまして。それは系列店の情報です。

 

洋服の青山は複数のスーツ販売チャネルを持っています。

 

「洋服の青山」はもちろん。 「THE SUIT COMPANY(ザスーツカンパニー)」や「UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)」等も、実は洋服の青山が母体だったりします。

 

どうして複数の名前を使ってスーツを販売するかというとターゲットが違うからです。

 

洋服の青山は全てのスーツ着る人がターゲットです。リクルートスーツから会社役員が着るようなスーツまでフルラインナップされています。

 

THE SUIT COMPANYはいわゆる「ツープライス」のスーツストア。20台~40台前半くらいまでの、おしゃれに敏感な人がターゲット。なので、いわゆるステレオタイプの「おじさんが着るようなスーツ」は売っていません。

 

UNIVERSAL LANGUAGEはセレクトショップです。ユナイテッドアローズやビームスがライバルになると言えばわかりやすいでしょうか。

 

でもこれ全部洋服の青山が母体です。 これがエライ。

 

どうしてエライかというと、仕入れが安くできるからですね。販売着数No1という事は、仕入れている数もすごく多いということです。

 

スーツの生地ってどこが作っているかご存知でしょうか? スーツの生地は生地屋さんが作っています。 洋服の青山も、ユナイテッドアローズも、ビームスも生地屋さんから生地を買ってスーツを作っています。

 

これが洋服の青山のヒミツといいますか、品質高いのに安くできるカラクリですね。(下取りや2着目千円などのめちゃくちゃな割引ができる仕組みのひとつでもあります)

 

スーツは生地だけで決まるものではありません。仕立ても重要なのですが、販売着数No1の洋服の青山はかなり良い工場を抑えています。

 

なんて言っても「ハイエンドモデル」のラインナップがあるのですから、ハイエンドな仕立てができる工場を持っているのは必然なのです。

 

経済的合理性(スケールメリット)に基づくお話なので、賢い買い物をしたい人には洋服の青山ってかなり良い選択肢だったりします。

 

超ウザい「接客」を快適にするサービスが始まった

 

ぼくは接客を受けるのが苦手な人です。んで、じぶんでも販売員をやっていたので超わかるのですが、下手な接客って超ウザくないですか?(スーツ屋は特にウザい接客を受けがちなお店だと思っていますw)

 

これぼくも最近知ったのですが、なんか洋服の青山が新しいサービス提供しているのですよ。ぼくが居たときはなかったサービス。

 

洋服の青山オンラインストア(試着予約)というサービス。要するに、ネットで商品選んで店舗で試着できるサービスです。

 

スーツは基本的に「接客」が必要なアイテム(だから接客がウザくなる)

 

スーツは基本的に接客が必要になるアイテムです。 理由は2つあります。

 

・スーツはサイジングがいのち

・スーツは補正(お直し)が必須

 

スーツはサイズが大切って良く聞くと思うのですが、実は超細かくサイズが分かれているのですよ。 S・M・Lというざっくりサイズではなく、YA4やA5、BE7などの聞きなれないサイズに分かれています。

 

これは身長とウエストで決まるサイズなのですが、ブランド(型紙)によっても変わってくるのです。靴と同じようなイメージですね。スニーカーと革靴だと1cm以上サイズが違うとかザラでしょう?

 

スーツは購入頻度が低いのでマイサイズを理解している人が少ない。これが接客が必要な理由のひとつ。

 

もう一つは、スーツを買うと必ず「補正(お直し)」が必要だからです。 裾上げとかウエスト詰めとかですね。(最近はジャケットにネームを入れる人はほとんど居ないだろうなぁ)

 

だからスーツを買うためには基本的に接客を受ける必要があるのです。

 

試着予約なら接客のウザさを解消できる

 

販売員がウザい接客をしがちなのは(下手だから)、相手の好みが分からないからです。

 

もうちょっというと、相手が求めている事をくみ取るのが苦手だからです。

 

洋服の青山新サービスの試着予約は良いですね。

 

ある程度お客様の情報を頂戴している状態で接客ができますから、ウザい接客になる可能性を大きく減らせます。 何せ「お客様が気になるアイテム」が手元にある状態で接客できるのですから、下手な接客をする方が難しいですw

 

それに、今は「密」を避ける必要がある時代です。 そういう対策的意味合いでも予約制というのは時代にあっています。ぼくが販売員の時にもこのサービス欲しかったw

 

サービスもっと積極的に打ち出せや!(怒り)

 

こんな素敵なサービス展開しているのになんでホームページの下の方なのさ!!!

 

↓すげー下までスクロールしないと出てこないでやんの……

 

「隠れ感」を大切にしている? んなワケないか。(たぶんアピール下手なだけ)

 

サービス自体の認知度が低いと思うので、使う人からすると空いていて良いって考えることもできますねぇ。

 

このサービスはもっと熱烈アピールしても良いサービスだと思うんだけどなぁ。せっかく全国各地にお店を構えているのだから。有効活用しないと!!

 

洋服の青山も時代に合わせて変化している

 

洋服の青山を辞めてからもちょいちょい店舗に足を運んで売り場をチェックしていますが、時代に合わせて進化している事を感じます。

 

品揃えもかなりおしゃれになっていますよね。攻めたアイテムがおいてあることも多いです。(おっ!これは!と思って買ってしまうことも有ります)

 

試着予約サービスなどの取り組みもすごく良いと思います。

 

個人的に青山に頑張ってほしいという思いがありますので(中の人だったし)、ちょっと青山贔屓な話にはなりますが、しっかりスケールメリットにもとづく経済的合理性がありますし、相当おしゃれになっていますから、やっぱり洋服の青山、おすすめです!

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灯

大手では取り扱えない、ちょっとニッチな情報を楽しくまとめたブログ「ツメノアカリ」を運営しています('ω')ノ

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