爪ノ灯

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相手の立場で考えることができると、人生はぐっと軽くなる話【書評/嫌われる勇気】

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 人生の悩みは、ほとんどすべて対人関係の悩みである。

 

 

わたしにとっては「非日常」でも、他人にとっては「日常」だという事実

 例えば採血されるとき。ごく健康に生活している「わたし」にとっては採血とは非日常である。そもそも、病院に行くということ自体が非日常で、そこでさらに、痛い思いをして血液を抜かれるという行為は非日常の極みであるとすら言える。だからネガティブな気持ちになるし、大丈夫かな?という気持ちになる。 しかし、採血する側に立って考えてみるとどうだろうか。採血なんて慣れたもの。それこそ、1日に何度採血することか。いままで採血した回数など、最早数えることもできないだろう。採血する側が毎回緊張して「失敗したらどうしよう」と思いながら処置を行っているか?普通に考えてそうではないだろう。むしろ、「失敗したときの処置」をしっかりと心得ているだろうから、二重に安心だと考えることもできる。

 

ポジティブなあきらめを身に着ける ~出口のない悩みには突撃しない~

 別に考え方を変えただけでリスクが減るわけでもないし、痛みが減るわけでもない。しかし、良い意味でのあきらめは人生にポジティブな影響を及ぼすことがある。逆を考えてみるとわかりやすい。どんなに思い悩んだところでやらなきゃいけない事実は変わらないし、リスクも痛みも変わらないのだから、思い悩むだけ損というもの。その悩みや不安が的中したとして、いったい何を得るのだろうか。出口がない。悩みや不安なんかにかまって一方的にネガティブになり、出口見つからずさまようくらいなら、いっそさっぱり諦めて、時間や感情などのリソースを節約したほうが豊かだという考え方です。

 

他人はそこまで「わたし」のことを気にしていない

 「今日の自分のファッション、変じゃないか? みんなわたしのこと見て、陰でダサいって笑っているんじゃないか?」と思って、街中でいたたまれなくなったことは無いでしょうか。 はっきり言って、他人はそこまであなたのことを見ていません。大丈夫です。 自分が相手の立場だったらどうでしょう。そんなに他人のことを事細かに観察しているでしょうか。今日、すれ違った人のことをどれだけ覚えているでしょうか。もちろん、程度問題でありますが、たいていの場合、気にしているのはあなた一人です。

 

 仕事とかでも同じです。相当な失礼や、ヤバイ失敗を繰り返しでもなしない限り、そんなに印象に残りません。変に気にしすぎて緊張してしまい、普段通りのパフォーマンスが発揮できず、評価が下がっていく事を気にしたほうが良いレベルです。

 

 「今日の自分のファッション、変じゃないか? みんなわたしのこと見て、陰でダサいって笑っているんじゃないか?」の例だと、横にいる友達やパートナーや「そんなことないよ」というのは慰めではなく、事実です。こういうのは信じて割り切ってしまったほうが明るいです。

 

まとめ 考え方を知っておく重要性

 ちょっとこういう知識を入れたくらいでは人間変わりません。だからと言って、知識が必要ないということでもありません。人間、結果を変えようと思ったら行動を変える必要があり、行動を変えようと思ったら考え方を変える必要があります。考え方のベースにあるのは知識です。 明るく元気に豊かな人生という結果を出したいなら、この知識は絶対に役立ちます。

 

 自分の人生ですから、「自分視点」は最も重要ですし、自分視点から抜け出すことはできません。しかし、他の視点と組み合わせることは、始めるだけなら割とムリなく、かんたんにできます。比率、バランスは調整していけばいいのです。まずやってみることが何よりも重要です。 そしてこの考え方は、間違いなく人生をぐっと軽くしてくれます。

 

 「わたしはじぶんの人生を生きている」ことを忘れてはいけません。あくまで主体はわたしであり、これは事実なのですが、だからといってわたしが好き勝手ふるまうことがイコール「豊かなわたしの人生である」ということではありません。しかし、相手のことばかり考えて、相手に合わせた行動をし続ける人生は、自分の人生を生きていないということでもあります。このバランスをとるために、相手の立場で考えることが重要になるわけです。

 

 この記事の内容は、名著「嫌われる勇気」をベースにじぶんの言葉でわかりやすく綴ったものです。あなたの、この記事の感想がポジティブなものであっても、ネガティブなものであったとしても、そこに「思考」があったなら。「嫌われる勇気」を読んでみてください。必ず、何か得るものがあるでしょう。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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