爪ノ灯

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「悪い事した人をタダ働きさせるんじゃなくて、出勤停止にする」考え方、その理由を解説します!

 

 末端サラリーマンの立場から「出勤停止にするくらいなら減給にしてくれよ」と思っていた時期があったのですが、出勤停止の重さを説明する機会があったのでその話をします。

 

 末端サラリーマンとして、なんで「減給にしてくれよ」と思っていた時期があったかというと、単純に人が減るとその分周りの人がフォローしなくてはならないからです。ルールを犯して懲罰を受けるんだったら、他の人に迷惑が掛からないように「タダ働き」してくれよという考え方です。

 

 で、出勤停止です。なんで出勤しない事が懲罰になるのかを考えるわけですが、単純にお金の話だけでは軽いという事に気が付いたからです。労働基準法的に懲罰として与えることが出来る金銭的な差があるという理由も有りますが、出勤停止のポイントは「貢献させない・奉仕させない」という事なのではないかと考えるわけです。人間だれしも「誰かの役に立ちたい」という本能的な思いがあります。それは時にお金よりも重要なものになります。事実として「やりがい搾取」だったり「追い出し部屋」だったりが機能する理由がこれになります。一般的な感性だと、いくらお金がもらえるからといっても、無意味なこと、無価値なこと、コミュニティに害することはやりたくないのです。苦痛なのです。ストレスなのです。逆に、お金がもらえなくても、意味のあること、価値のあること、コミュニティの利になることというのは割とポジティブに取り組むのです。

 

 乱暴ですが、金銭的な懲罰とは「お金を払えばある程度ルールを無視できる」とも考えることが出来るわけです。出勤停止の場合はこれが許されませんし、周囲の迷惑になる事は事実なのですが、それ故に周囲に対する戒めも強い。意味のある負荷であると考えることもできるわけです。

 

 『出勤停止』は「悪いことしてるのに休みがもらえてズルイ!」と考えることもできますし「やらかした後の辛い気持ちのなか、一定期間とはいえ挽回の機会すらない!」と考えることもできる、良い題材だなと思いました。

 

第2版 懲戒処分―適正な対応と実務― (労政時報選書)

第2版 懲戒処分―適正な対応と実務― (労政時報選書)