爪の灯

元スーツ販売員が、ファッショナブルに節約を楽しむ系のブログです。コスパとは、商品価格だけで決まるものではない!

【サボる技術】出社しても「仕事が無い」事に対する強さを持つべきであるという話。

 まず初めに、いわゆる「窓際」のお話ではなく、改善活動や管理業務のお話。

 

 詰まるところ、管理業務の究極とは「管理する必要が無い組織を成立させる」という事であり、逆説的に忙しいのは基本的に最初のほうだけであり、究極の理想に近づくように努力し、行動すればするほど「暇な時間」が増えることは必然であり、これにどう対処していくかという話。

 

 実際、今の自分の部署を任されたときは非常に忙しく、時間が足りない状態であった。当然改善を進めていく。周囲の理解を得やすいようによくある改善のステップを踏み、環境を整えていく。トラブルがあれば再発防止策を徹底する。工数が足りなければ根本を見直し、工数がかからないように変更する。毎日同じことをやるというタイプの仕事はシステムを導入し、自動化してしまう。それでも無理が出るようなら単純に手が足りていない可能性が高いのでしっかりと内容分析を行ったうえで、理由を説明し人を投入していく。特に重要なのが教育で、現場がある程度のレベルで、自発的に環境を整えることが出来るようにレベルを上げていく。スキルも重要だが意識改善が特に重要。行動しなければ始まらないので。というようなことを手を抜かずにやっていたらここ半年、ほぼ自分の仕事がなくなってしまった。

 

 このやることが無い、暇な時間というのが続くというのは非常に辛く、初期は仕事を創るような、今思うとダメに決まっているような動きを取ったものだが、最近は「待機」の重要性を学んだため、上手く耐えることが出来るようになった。この心境で仕事を創るという事は、「あったらいいな」レベルの仕事に終わることが多く仕事の整理を行うと「なくてはならない」以外をなくしていく動きになるのが常なので「結果、何もしなかったほうが良かった」になりがちだという認識を持ったうえで、必要だと思う仕事を作る必要があるのだが、こんなものはそれほど多くはない。 組織でやっていかなくてはならないという自覚と認識も重要で、ゆえに自分だけが突っ走ってもダメで、自分とは違う個性の集合体が組織なので人それぞれかける時間は異なる事を理解しなくてはならない。時間をかけて身につくという事もあるのでゆとりが必要であることも理解しなくてはならない。気づきを促すのならなおさらである。昔から割と思っていた「自分の上司が暇そうに見えて仕方がない」という不満に思わぬ答えがもたらされた。役割・立場の違いから流れている時間が違うのだ。

 

 とはいえ暇は暇でしんどく、ほうっておいても流れていく時間がもったいなくもあるので何らかのアドバンテージが取れる行動をとりないなぁと思い、とはいえ自分だけで突っ走るわけにもいかず、たどり着いた答えが「情報分析用の情報収集」と「整理整頓」だった。

 

 暇なうちに「なるべく最小単位の情報が無理なく上がってくるスキーム(日報とか)」を構築しておくと、いざトラブルがあった、新規案件があったというときに直ちに動けるようになる。暇そうにしていると割と新規プロジェクトにアサインされたりすることが多く、そうであれば先に時間的なアドバンテージを握っておこうという事である。大抵、仕事が広がっていく系のプロジェクトを始めた場合、「今ウチはどういうことが出来るのか?」という自己分析が必要になるケースが多いので、無理なく案件を進める助けになる。初動が早くなるうえに、後になってわたわたするという事態を未然に防ぐことが出来るようになるのだ。事故やトラブルがあった際にも対処がスムーズになるため、この手の事は余裕があるときにこそやっておくべき内容だ。逆に、これを徹底してやっておくと、未然にトラブルが防げてしまうので結果として「ずっと暇」になってしまうかもしれないが。

 

 「整理整頓」も重要で、効率化でも品質強化でも、何をするんでも必ずと言っていいほど「整理整頓」の要素が入り込んでくる。「整える」というのは重要であり、超きれいに整っている環境というのはミスや事故が起きにくい環境であり、この状態はそれ自体が非常に大きなアドバンテージであるため、しっかりと構築し、維持管理していくのが重要だ。この整理整頓を上手に行うために、前述の情報の吸い上げをしっかりと行う必要がある。

 

 発生するであろうトラブルを先取りするような形になり、この場合、対処の時間が自由にとれるというメリットがあり、やらざるを得ない環境ではない為手段度自由度が段違いとなり、これは品質に寄与し、より強固な環境が構築され、結果として暇な環境が続いていくという感じである。なればこそ、暇な時間の使い方や待機の姿勢が重要だと思うのだ。

 

 という感じで、プロジェクトを抱えているわけでもないの常に忙しい管理者はダメな管理者であると心の中で認定し、自分の心の平穏を保つのであった。