爪の灯

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元スーツ販売員の視点で解説!アイロン比較!ティファール「アクアスピード」と、パナソニック「自動アイロン(ドライアイロン)」の比較と、アイロンがけに揃えたい四天王アイテムの解説!

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 アイロン、何を買おうか迷うときに必ず候補に挙がる2アイテムが手元にあるのでその比較をしようと思う。ちなみに、アイロンがけで最も重要なのはアイロンを何にするかではなく、モチベーションである事を最初に記す。

 

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【スチームアイロンとドライアイロンの比較】

 さて、ティファールの「アクアスピード」とパナソニックの「自動アイロン(ドライアイロン)」の比較であるが、これは『スチームが必要か否か』が決め手になる。そこで「スチーム機能を使わなくてはできないこととは何か?」を考えると、特にない事に気が付く。しわをとるのはアイロンのかけ面と熱がやる仕事であって、スチームは補助に過ぎない。アイロン搭載のスチーム機能は「あったら便利だがなくても良い機能」なのである。これはスチームが不要という事ではなく、代用がきくという事だ。

 

 スチーム代用の代表格が「霧吹き」である。衣類を湿らせてしわをとりやすくするアイテム。脱水後、乾燥する前にアイロンかける手段もある。この場合、衣類の臭い取りには使用できないものの、入浴後の風呂場に洋服をかけて水蒸気(湿気)で臭いをとるのは出張族の常套手段だ。以上のことから、特殊な用途を除いては、アイロンにスチームがついていなくても良いのでは?と思う。

 

 スチーム機能の深堀をすると、スチーマーは性質上単体で活用するのが使い勝手良しと思う。スチーマーが輝く場面はジャケットやスラックス、プリーツスカートなどに一気に大量のスチームを噴射して衣類、特にウール製品をリフレッシュしたり脱臭したり、しわをとる等の起用となるが、この際問題になるのが「重さ」である。アイロン搭載のスチームを使用するとどうしてもこの重さがネックになる。

 

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 重さに関しても深堀すると、アイロンに過度の重さを期待するべきではないと考える。重さというアプローチ自体は間違っていないと思うが、「アイロンの重量だけでしわが伸びる」レベルの重さではない場合、あまり大きな意味はないと思う。そして、スチームアイロン満水にしてもそこまでの重量にはならない。重さとしわの取れ具合を総括して述べる場合、だいたい姿勢が悪いだけな気がする。座ってアイロンをかける姿勢ならアイロンの重さは重要と思うが、そもそも座ってのアイロンがけは効率が悪い。特殊用途(裁縫で使用するなど)となれば話は別だが、シャツやスラックスにアイロンがけを行うのであれば、立ってかけるべきである。投資の順序として「立ってかけれるアイロン台>重たいアイロン」になる。

 

 重要な問題点として「痛み」がある。

 

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 スチームアイロンはその構造上、かけ面に穴が開いている。スチームの噴出口である。当然、この「穴」部分ではしわが伸ばせない。また、この穴に水垢がたまることも無視できない。スチームアイロン買ったはいいものの、あまりスチーム使わずにドライアイロンとして使っていたが、内部の水分を完全に取り去ることは難しく気が付けば結晶化した何かがたまっており、何かの拍子で白いシャツに汚れを移すのはスチームアイロンあるあるではなかろうか。

 

 アイロンの開始速度にも差がある。スチームアイロンは水を蒸気にする必要があるため、ドライアイロンよりも始動性が悪い。個人的にアイロンがけで最も重要なのは「モチベーション」だと思っているのでこれは無視できないポイントである。

 

 以上のことから、「どうしてもアイロンをかけるときにスチームが必要」であるならばスチームアイロンを買うという選択になるが、どちらにしようかわからない場合、ドライアイロンと後述する四天王アイテムを買うことを強くお勧めする。

 

【四天王アイテムが必要な理由】

 次に四天王アイテムである。正直、これらをそろえないとドライアイロンは完全な力を発揮しないと思っている。四天王アイテムは以下の通り。

 

①ドライアイロン

②霧吹き

③アイロン台(立ち掛けができるもの)

④衣類スチーマー

 

 ドライアイロンに関しては長々語った通り。必要十分な機能に加え、内部に水を入れないことによる故障リスクの少なさ、始動性の速さ、フラットなかけ面、機能がシンプルなので安いという事がメリット。

 

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  ドイツ製のものを選んでも安い。ロングセラー商品でもあるため、壊れた時に同じものを買いなおせるのも魅力。

 

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  霧吹きに関しては100均でもよいと思う。こだわるならこういうのがある。

 

 

  気分と予算で決めたらよいと思う。なお、霧吹きは結構様々な用途で使用する。霧吹き単体で衣類に噴霧したり、観葉植物に葉水したり。よって、表に出ていても問題ないデザインのものをチョイスするとよいと思う。水を扱うアイテムは、乾くまで戸棚にしまえないので、露出していて邪魔と思わないデザインは優れた機能だと思う。

 

 

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  立ってアイロンがけができる台も重要だ。これがあるだけで作業効率が段違いになる。特にシャツやスラックス。スーツ販売店の補正の現場でプロのおばちゃんたちもしっかり折り目を入れる場面では立ち仕事をしている。大体のアイロン台が高さ調整機能がついているため、座ってもできる。作業スタイルを選べる点がポイントだ。だいたい立って使うことになると思うけど。

  

  高級品だと「マダムサイトウ」等があるが、基本的に「立ってできる」がポイントのため、なんでも良いと思う。ちなみにうちは無印良品で買ったものを使用している。

 

 最後に衣類スチーマーだが、これは単独で持つことで大きな意味がある。 

 

  正直、単体でティファールのスチームアイロンより高い。しかし、考えてみてほしい。かたや、セラミック掛け面などこだわりの詰まったスチームアイロン。かたや、スチームを出すことに特化したスチーマー。実際に使用してみて明らかだが、スチーム量や取り回しの良さに圧倒的な違いがある。過去、個別記事を作成しているが、良い洋服ブラシと同じ性質で初期投資が報われるタイプのアイテムだと今でも思っている。

 

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  ただし、衣類スチーマーとアイロンは性質が違うため、結局2年使用してもアイロン不要とはならなかった。だからこそ、三大アイテム(スチームアイロン・霧吹き・アイロン台)ではなく、四天王アイテムとし、アイロンとスチーマーを分けたのだ。※どちらにしても霧吹きは必要。

 

 最後に。私が買い替えた理由はかけ面の劣化である。

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  そう、私はティファール→パナソニックという買い替えを行ったのだ。ティファールのスチームアイロンは良いアイロンだった。スチームたくさん出るし、霧吹きみたいな機能もついていた。しかし、このサイズの本体に蓄えることのできる水分量には限界があり、つぎ足す度に待ち時間が発生し、これが嫌でスチーム使用しなくなったら使われなくなったスチーム穴に結晶が発生しシャツを汚し、しまいにはアイロンがけが嫌いになってしまった。※重ねて、霧吹きはどっちにしても必要。

 

 本気の業務用アイロンは水道に直結されている。つまり、アイロンがけに本気でスチームがっちり使おうと思ったらそれくらいの設備がいるのだ。中途半端な状態であれこれ搭載するよりは、それぞれ専門の機能を持ったほうが最終的に良い結果につながるという判断をしたのである。

 

 文頭、アイロンがけはモチベーションだと書いたが、これは今でも本気でそう思う。試行錯誤の上たどり着いたこの答えが、これを読んでくれている方の助けになれば幸甚である。

 

 ↓クリーニング。衣類管理にはいろいろな方法があります。

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